唯脳論 (ちくま学芸文庫)   養老 孟司 氏 (著) 読んだ

概要
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商品の説明
内容紹介
現代は脳の時代である。
情報化社会とは社会が脳の機能に近づくことを意味している。
現代人はいわば脳のなかに住んでいる。
脳は檻なのか、それとも最後に残された自然なのか。
脳を解剖し、自己を解放する気鋭の解剖学者がうちたてた
唯脳論〉の入門書にして決定版。

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内容(「BOOK」データベースより)
文化や伝統、社会制度はもちろん、言語、意識、そして心…あらゆるヒトの営みは脳に由来する。「情報」を縁とし、おびただしい「人工物」に囲まれた現代人は、いわば脳の中に住む―脳の法則性という観点からヒトの活動を捉え直し、現代社会を「脳化社会」と喝破。さらに、脳化とともに抑圧されてきた身体、禁忌としての「脳の身体性」に説き及ぶ。発表されるや各界に波紋を投げ、一連の脳ブームの端緒を拓いたスリリングな論考。

引用 終わり

感想
著者による、脳化=社会という主張の本。
その主張は、人間の脳が今の社会を作ったのだから、当たり前のことだと思ったが、哲学の心身問題の論点で考えると、きちんとした主張になるのかなと思った。
私が、当たり前だと思っていることが、哲学の論点になっていると思った。