メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする  高橋 宏知  氏 (著) 読んだ

概要
引用https://www.amazon.co.jp/dp/4526075361?tag=kumakatsu-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4526075361&adid=1FT4M0YWXS0K8AKMK0YD&

商品の説明
内容紹介
東大・工学部の超人気講義が待望の書籍化!

本書は脳や神経の働きを、他分野、特に機械システムの技術者などを対象に体系的に解説した脳科学の入門書。随所に事例やコラムなどのエピソード(ロボットなどへの応用)をまじえ、メカ屋の目線で分かりやすく最新の脳科学の基礎を学ぶことができる。

「これは驚いた! エンジニアの視点から脳を眺めるまったく新しい解説書。
機械系の学生はもちろん、生物を学ぶ若者にこそ読んでほしい。パラダイムシフト必至だ」(東京大学教授 池谷裕二氏)

「本書では,『脳がどのようなハードウエアで,どのような機能を実現しているのか?』という疑問に答えようとしている.長年にわたり機械設計を教えてきた小生からすれば,機械に向き合うのと同じように“脳"を考えることなどできるわけがないと考えるところだ.しかし,本書を読めばわかるように,ずいぶんと時代は変わったようだ.最近の脳科学は,実験手法も実験データも洗練され,機械設計と同じような考え方で脳の働きを考察できるようになっている.
…(中略)…
脳の特性を引き出せれば,生真面目一辺倒でいいモノを作ろうとした従来のやり方とは違う次元で,価値の世界が開けるはずだ.そのためには,今こそ,最新の脳科学の勉強を始めるべきだ.脳の特性を知り,その知識を仕事に社会に,そして豊かな人生を送るために活かす.そのような “応用脳科学" が本書から始まり,日本社会の閉塞感を打開することを願ってやまない.」
(東京大学名誉教授 畑村洋太郎氏の推薦文より)

「生物の仕組みで驚嘆すべきことは,すべてがハードウェアで実装されていることである.つまり、実現すべき“ 機能"と実際の“ 構造"が密接に関連している.…(中略)…
機能から構造への順方向の作業が“ 設計"だとすれば,構造から機能を推察する作業は“ リバースエンジニアリング"である. リバースエンジニアリングでは,他社の製品を徹底的に分解・研究して,設計思想を探り,それを自社製品の設計に生かしていく。今後の脳科学に求められる資質は,まさにリバースエンジニアリングそのものである」(本文より)

本書の構成
第1編 イントロダクション―エンジニアのための脳科学とは?
第2編 神経細胞
第3編 運動編
第4編 知覚編
第5編 芸術編

引用 終わり

感想
生物学の対象の脳を、物理学、工学で考える本。
脳科学の抽象的で分かりづらいことを、物理学、工学で具体的に解説してくれていて良い。