ではまた、あの世で 回想の水木しげる 大泉 実成氏 (著) 読んだ

概要
引用http://www.amazon.co.jp/dp/4800308801?tag=kumakatsu-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4800308801&adid=1F862H0RQ55J4SWZFPYY

商品の説明
内容紹介
2015年11月30日、日本漫画界の巨星・水木しげるがこの世を去った。
その水木しげるとの奇縁から、水木と世界各地の少数民族をめぐる旅を経験した著者・大泉実成が綴る、笑いと感動の水木しげる回想録。
水木マンガは日本漫画界の金字塔であり、水木しげるは永遠である――!

内容(「BOOK」データベースより)
水木しげるは永遠である!」“水木原理主義者”の著者による、笑いと感動の「水木しげる」回想録。

引用 終わり

感想

目次
序章 ではまた、あの世で
第一章 水木しげるの秘蔵コレクションをひも解く
第二章 「鬼太郎」秘話 3人の鬼太郎作家
第3章 貧乏漫画の名手・水木しげる 大いに語る「貧乏は自然現象である」
第4章 冒険家 水木しげる
第五章 水木しげる京極夏彦を斬る
第6章 異能者・水木しげるの日常
第7章 水木山脈
第8章 水木しげると宗教
第9章 水木しげると妖怪との邂逅
第10章 シャカの悟り、水木の悟り
終章 水木山脈 お別れの会編
あとがき
初出一覧

水木氏と数回の旅を経験した著者・水木原理主義者の大泉実成氏が、水木氏について回想した本。

大泉氏は体を張ったノンフィクション作家だから、水木氏について自分で集めた情報の、面白いことや感動できることを、読みやすく臨場感強く書いてくれてよい。

水木氏のキャラクターがすごい
・世界中の妖怪に詳しい
・旅好き。冒険家
・売れている漫画家
つげ義春氏など優秀なアシスタントを持つ
・ww2で、ラバウル島で死にかける。しかし、辛いことだけでなくラバウル島の土人の人々と仲良くなり、永住しようとする
・妖怪学会、幸福観察学会などを開き、たくさんの支持者を持つ
・戦後、すごい貧乏生活をする。絵の勉強をしながら、いろいろ働く
・死体写真の収集など、いろいろな趣味を持つ。いろいろなものを収集する習慣がある
・戦記、歴史上人物の自伝、妖怪、風刺、貧乏漫画など、たくさんの種類の漫画、紙芝居、貸本を書く
・昔のラバウル土人氏達のようなゆっくりした生活にあこがれる。睡眠を大切にする
・妖怪など非現実なものを研究するだけでなく、会社の経営など現実的な活動も大切にする
・戦後、餓死しないため、漫画を描いた
・人脈がすごい

私も、大泉実成氏のように水木原理主義者になろうかと思った。