「劇画の星」をめざして―誰も書かなかった「劇画内幕史」 佐藤 まさあき 氏 (著)  読んだ

概要
引用https://www.amazon.co.jp/dp/4163523200?tag=kumakatsu-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4163523200&adid=1JD4XVMF0M1614FG7YPF&

商品の説明


内容(「BOOK」データベースより)

波瀾万丈、有為転変、まさに劇画並み。赤裸々に綴る自伝的劇画界の50年。さいとう・たかを水木しげる楳図かずお望月あきら辰巳ヨシヒロつげ義春手塚治虫長井勝一大藪春彦…らとの出会いと切磋琢磨の日々。

内容(「MARC」データベースより)

劇画への夢をはぐくんだ少年時代。さいとうたかお辰巳ヨシヒロ水木しげるつげ義春らとの出会い。絶頂からあっという間の転落。波瀾万丈、有為転変、劇画なみの半生を赤裸々に綴る、劇画界の50年。

引用 終わり

目次
・はじめに
・漫画家への夢をはぐぐむ
・原稿の売り込みに成功し17歳でデビュー
さいとうたかをらとの出会いと「影」の創刊
水島新司を発掘し「劇画工房」旗揚げす
・悪書追放運動からハードボイルド全盛時代へ
・「影男」と「黒い傷痕の男」の誕生
・佐藤プロを設立し水木しげるをスカウトする
・劇画ブームと「ガロ」「com」の創刊
・「少年マガジン」からの思いがけない依頼
・「野望」と「ダビデの星」が大ヒット
・漫画家協会からの脱退と”引退”の誘惑
・「劇画館」の失敗、そして転落の日々
・韓国人女性との再々婚と「新・ダビデの星」の終焉
・作品リスト

感想
劇画家佐藤まさあき氏の、ハードボイルドな人生の自伝。
貧困→劇画での成功→事業失敗による貧困→また劇画で成功と、波乱万丈な人生で、読んでて面白い。
本書でも、辰巳ヨシヒロ氏の兄であり、水木しげる氏のキャラクターのメガネデッパ氏のモデルである、桜井昌一氏が大活躍していて、桜井氏のさらに興味を持った。
ハードボイルドで激情家である佐藤まさあき氏が、再々婚した韓国人女性に赤ん坊扱いで可愛がられて嬉しがっている様子が、ギャップがあって面白かった。