水木しげる戦記傑作大全 1~8&別冊 水木しげる氏 (著) 読んだ

概要
引用1http://www.amazon.co.jp/dp/4756711944?tag=kumakatsu-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4756711944&adid=1EC6Q615WKAGJQBVCPE9

引用1 終わり

引用2 水木しげる戦記傑作大全
『のりっぷ堂本舗』水木しげる大先生がすきな人へ
【本の紹介】
 水木氏が描いた戦記漫画は、貸本時代の約8年間(1958〜1965)で55作品あります。
 はじめのうち「戦場の誓い」「0号作戦」「暁の突入」といった創作ものからはじまり、
 兎月書房の社長から「あんたは戦記物しかない」という勧めで「少年戦記」といった戦記専門の貸本の責任編集を任されました。
 普通そこでは、戦争バンザイ的なものが描かれるのですが、水木氏は「惨めな戦記」を描き続けました。
 そこには「戦争のおそろしいこと」「無意味なこと」「悲惨なこと」を知らせるべきという水木氏の姿勢があったからです。
 はじめのうちは、戦争の内容を伝えるだけの戦記物が多いのですが、
 後半(61年以降くらい)から、水木氏自身の戦争体験を漫画に取り入れ始め、おもしろい作品がふえてきます。

 この戦記ものの中で唯一他とは違った色の作品があります。「ゴマスリ二等兵」です。
 この作品はギャグ要素が強く、登場人物も他の戦記ものとは明らかに違います。
 ねずみ男みたいなのものいれば、チビ太(赤塚不二夫氏の)みたいなのも登場します。

 別冊には関東水木会の平林重雄氏による解説も載っていて、資料としてもとても重宝します。

 各巻の裏表紙には、その作品が載っていた貸本の表紙を見ることが出来ます。
 第7巻左最上段が「ゴマスリ二等兵」の表紙です。表紙の男は、ゴマをすっている植木等です。
引用2 終わり

感想
水木氏の戦記劇画の迫力は、すごい。
史実に基づいたキャラクターが活躍する話、架空のキャラクターが活躍する話の、どちらも面白い。
水木氏の反戦の主張のある話が多かった。
2巻の戦艦飛龍の山口多聞氏の話が感動した。