不条理なことに遭遇したとき、人間はどんな行動をとるか。ある人は落ち込む、またある人は納得いかないと異議申し立てをする、またある人は死を選ぶ・・・・。自分ではどうにもならない心の暴走は、どうすれば止められるのか。精神科医である著者が、不可解な行動をとる小説の中の主人公を題材に、自暴自棄の正体を暴いていく。
引用 終わり
感想
だいたいの目次
まえがき
第一章 無力感について
第二章 自己嫌悪と気まずさ
第三章 羞恥心と怒り
第四章 決然と衝動
第五章 突飛と孤独
第六章 自殺の周辺
第七章 踏みとどまる、ということ
あとがき
いろいろな人の、いろいろな自暴自棄の様子について、解説した本。
派手な分かりやすい自暴自棄だけでなく、地味な変わった自暴自棄の様子についての解説が、興味深い。