ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決 井上 達夫氏 (著), 小林 よしのり氏 (著) 読んだ

概要
引用https://www.amazon.co.jp/dp/4620324213?tag=kumakatsu-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4620324213&adid=08F9S3YR9XK0B9621NMK&

商品の説明
内容紹介
トランプ米大統領誕生で、「自主防衛」「九条改正」の議論、待ったなし!
両派の最強論客が、「天皇制」「歴史問題」「憲法九条」「日米関係」等をテーマに、日本の正義と真理を追求した白熱の9時間!

井上達夫(東京大学教授)は日本法哲学界の最高権威で、「岩波哲学・思想事典」の「自由主義」の項を執筆したリベラリズム論の第一人者。「日本的リベラル」の偽善を指弾し、公正と正義を礎とする真のリベラリズムを提唱する。
対する小林よしのりは、「東大一直線」「おぼっちゃまくん」などギャグ漫画のヒットメーカーであると同時に、明快な論理と絶妙な表現力を駆使した「ゴーマニズム宣言」で大きな影響力を誇る保守の論客。
思想と立場は違えど、民主主義の根本は「議論」だ、という点で一致する二人。胸襟を開き、日本の現下の重要問題について意見をぶつけ合った。
井上教授の「九条改正案」と改正の実践戦略、初公開!

●第1部「天皇制――理念か伝統か」
今上天皇の「生前退位」の意思表示で焦点化している天皇制。井上は人権の観点から天皇制の廃止を唱える。小林はこれに真っ向から反対し、天皇がいかに日本の道徳性を保っているかを熱弁する。リベラルと保守の対立を鮮明にしつつ議論は白熱する--

●第2部「歴史認識を問う」
日本の「戦争責任」をめぐって近隣諸国とくすぶり続ける歴史問題。正義の観点から、日本はアジアに対する加害者性を認識すべきだ、とする井上。昭和天皇の戦争責任も認め、戦後に退位すべきだったと主張。小林はこれに全面的に反論。昭和天皇慰安婦問題などについても両者の考えの違いが鮮明になる--

●第3部「憲法九条と思想の貧困」
憲法問題、特に九条は、国民全員の命にかかわる安全保障問題。いつまでも米国に頼るだけでよいのか。米国の核に守られながら「平和国家」の自己満足に耽った左派と、米国追随で自主防衛を先延ばしにしてきた右派。そして、軍事基地を沖縄に押し付けて安保の利便だけを享受してきた「本土」日本人。
トランプの登場等を機に、九条と日米関係をどう変えるべきか。井上は自らの九条改正案を提示。小林も米国追随の「自称保守」を糾弾し、ポジショントークに終始する言論人やメディアの問題を、井上と共に具体的に指摘してゆく--
内容(「BOOK」データベースより)
天皇制、歴史問題、憲法九条。タブー一切なし!両派の最強論客が日本の「正義」と「真理」を追求した白熱の9時間!

引用 終わり

だいたいの目次
まえがき 小林よしのり
第一部 天皇
第二部 歴史認識を問う
第三部 憲法9条と思想の貧困
あとがき 井上達夫

感想
井上氏も小林氏も激情型の人であり議論が白熱して殴り合いになることを期待していたが、そんなことはなかった。
むしろ、両者とも冷静に自分の立場から話題にあう発言をし、議論の論点を細かく分かりやすく私に理解させてくれた。
両者ともよく考えていて頭が良いと思った。