アメリカン・スプレンダー シャリ・スプリンガー・バーマン氏&ロバート・プルチーニ 氏(監督, 脚本) 見た

概要
引用http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0006NKDEY?adid=0MSCQE86D74E55VM9X43&camp=243&creative=1615&creativeASIN=B0006NKDEY&linkCode=as1&tag=kumakatsu-22

商品の説明
Amazonレビュー
自分のさえない日常をコミックの原作として書き続け、全米ではカルト的な人気を誇るまでになった作家、ハービー・ピーカー。病院での事務職を続けながら、彼がネタ作りに悩む日々を、さまざまなアーティストとの出会いや、熱狂的なファンの女性との結婚、ガンとの闘病も織り込んで描く。映画全体に、彼の作風と同じく、オフビートな雰囲気とシニカルな笑いが充満している。
クセ者俳優のポール・ジアマッティが演じるハービーに加え、原作コミックのイラストの姿、さらに60歳を過ぎた本人、彼が過去にTVショーに出演した映像まで、何種類ものハービーが画面に登場。実写にコミック風の「フキ出し」も挿入するなど、遊び心たっぷりの映像がハービーの人生、すなわち物語にマッチしている。ハービーはもちろん、ロバート・クラムら周囲のアーティストたちの“オタク”的な私生活には終始、苦笑させられるが、人気作家になっても、人間味を失わず、不器用ながら我が道を行くハービーの姿には、随所で共感してしまうだろう。(斉藤博昭)

内容(「Oricon」データベースより)
2004年全国劇場公開作品「アメリカン・スプレンダー」を映像商品化。コンプレックスの塊でさえない男が、現状を変えるために日常で起こるちょっとした出来事をコミック化し、本当の自分を愛してくれる女性と出会い、幸せをつかむ様を描いたラブ・ストーリー

レビュー
オハイオ州クリーヴランド在住、さえない中年のジャズ・オタク、ハーヴィー・ピーカーの人生を綴った物語。これを“物語”と呼ぶことすら正しいのかどうか。映画の原作である同名コミックは、ハーヴィー自身が主人公となって、どん詰まりの日常や周囲で起こるささいな出来事を淡々と(かつ、生々しく)描いたものだからだ。「どこかのヒーローではなく、おれみたいな男のことが描かれるべきだ」と、彼はレコード蒐集を通じて若い時分に知り合ったコミック作家ロバート・クラムに訴えた。その結果、彼の書いた原作を気に入ってクラムが絵を付けた。それから彼は、国立病院での仕事をずっと続けながら、三度目の結婚をし、テレビ出演で人気者になり、癌を患い、ひょんなことから養女を得た。そうしたことが、すべてコミックに描かれ、もう30年近くにわたって出版され続けているのだ。では、この映画は、行き場のないひとりの男が創作を通じて救われる、なんて間抜けでのんきなオタク救済劇を描いたものなのだろうか。それは違う。映画のナレーションを務め、画面にも幾度となく登場する“現実のハーヴィー”は語る。「コミックを作ることで得たものは何もない」と。奇妙な名声は得たかもしれないが、相変わらずさびれた地方都市に埋もれて暮らしている。偏屈で融通も効かず、混乱を抱えた性格もそのままだし、達観した人生訓も永遠に得られない。家族を得てさえも、絶望的な孤独は解消されはしない。だが、思わず娘の手を強く握りすぎてしまう、といった孤独感こそが読者や観客と響き合う。安っぽい共感を拒否しながら、温かみを失わない演出がとてもいい。監督の男女コンビはこれが劇場デビュー作。DVD特典には、ラブリーなオタク男トビー大活躍の音声解説など。来日時の家族インタビューは日本版のみ。 (松永良平) --- 2005年03月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)

製作: テッド・ホープ 監督・脚本: シャリ・スプリンガー・バーマン/ロバート・プルチーニ 出演: ポール・ジアマッティ/ホープ・デイヴィス/ハービー・ピーカー

    • 内容(「CDジャーナル」データベースより)

引用 終わり

感想
ハービー・ピーカー氏(ポール・ジアマッティ氏)のキャラクターがすごい。
・たんたんと事務仕事を続ける
アメリカ人についての現実的な漫画を書き続ける
・アメコミだけど、派手でない

氏のコミックを読みたくなった。