「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 牧村 康正氏 (著), 山田 哲久 氏(著) 見た

概要
引用http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062196743?adid=0PK5NHYR36H42AHKEDYA&camp=243&creative=1615&creativeASIN=4062196743&linkCode=as1&tag=kumakatsu-22

商品の説明
内容紹介
「ヤマトがあったから僕はアニメを見続けることができた」――庵野秀明(監督・プロデューサー、2008年・西崎義展との対談より)

日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」が誕生してから40年以上になる。生みの親であるプロデューサー西崎義展(1934ー2010)はすべてにおいて「特異な男」だった。交流をもった者は誰もが彼を「悪党」と評しながらも、そこには深い愛憎が見てとれる。いまや世界の文化である日本アニメを語るうえで無視することができない西崎義展の存在を、その大いなる成功と挫折から綿密に描く初の本格的ノンフィクション

宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサー・西崎義展が、遊泳のため訪れていた小笠原・父島で船上から海へ転落。午後二時五八分、死亡が確認された―。
平成二二(二〇一〇)年一一月七日、その夜半にもたらされた一報に首をかしげる関係者は少なくなかった。
「もしや西崎は消されたのではないか。あの男はそれだけの恨みを買っている」
またたく間に、本気ともブラックジョークともつかぬ他殺説が世間に流布されていった。(「序章」より)

内容(「BOOK」データベースより)
事故死後四年を経て明らかにされる、カリスマ・プロデューサーの破天荒な一生。

引用 終わり

感想
西崎義展氏のキャラクターがすごい。
手塚治虫氏と一緒に働き、氏に経済的成功を与えたことがある。その後、氏と金のことで喧嘩する。
・元音楽芸能のプロドユーサーとして、活躍する。ジャズなどの音楽に詳しい。興行に失敗し、多額の借金をし、海外に逃げる
・高貴な家柄。偉大な父と仲悪い
・猜疑心が強い
・音楽興行で借金した分を、全く無知なアニメ興行で儲けようとする。
宇宙戦艦ヤマトシリーズをプロデュースし始める。
本作で、日本映画史に残る興行成績を収める
・女遊び、海遊び、酒遊びに多額の金を使う
・金がなくなると、ヤマトの新作を作り、儲ける
・部下に厳しい。
カンヌ映画祭に、クルーザーで行き、すごいパーティーをする。外国人から、高い評価を受ける。
・薬物違反、銃火器所持違反で、逮捕される
宇宙戦艦ヤマトの続編を作るため、優秀な部下と養子縁組をする
・妻子とは、部下のように奴隷として扱えないので、会わなかった
・海遊びしているときに、事故死する。恨みを多く持たれているので、他殺説がある。

良いところと悪いところがあるが、すごく影響力をもったプロデューサーであったことが分かる。