メルマガ 書いた kumakatsuの行政書士試験対策 第112回 民法 債権の効力 について。

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kumakatsuの行政書士試験対策 第112回 民法 債権の効力 について。


出典元 行政書士試験 過去問 h20-32-2

AがBに対して自己所有の家屋を売る契約をした場合に関する次の記述は、妥当か?妥当でないか?

Bが登記を備える前に、AがCに対して当該家屋を二重に売ってしまった場合、CがBより先に仮登記を備えた時でも、AのBに対する債務は
未だ履行不能とはならない。

妥当か?妥当でないか?
















答え
妥当である。

不動産の二重譲渡において、第一買主に所有権移転登記未了の間に、その不動産につき、
第二買主が第一買主よりも先に仮登記を備えたというだけでは、履行不能になったとはいえない(最判昭46.12.16)

整理

本肢の設定では、Cが所有権移転登記を得た時点で履行不能になり、Aは、自己の責めに帰すべき事由での履行不能によって、債務不履行責任を問われることになります。

覚えましょう。


編集後記

魚(あじ)を食べました。美味しかったです。

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