明日の夜は千の眼を持つ (ビームコミックス) 上野 顕太郎氏 (著)  読んだ

概要
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商品の説明
内容紹介
明日のギャグはウエケンがつくる! ギャグ漫画表現の革命家が訴える“笑い”のマニフェスト
ヤマザキマリ(漫画家)絶賛!! 「こんなにアホらしい話をミケランジェロ並の究極的ワザと情熱を込めて描くという衝撃!! 正直ウエケン作品がこの世に存在していなかったなら、私は『テルマエ・ロマエ』を描いていなかったと思います。」

現代漫画を代表する作品として絶賛の嵐を呼ぶ『さよならもいわずに』(ビームコミックス)の著者の真骨頂!!
恐るべき才知と頓知を駆使し、ニッポンの新しいギャグ漫画表現をぶっちぎりで切り開く!
  超怒濤の特厚仕様で待望の最新刊、ついに登場!!
 
感涙作『さよならもいわずに』を自らパロディーし、業界を震撼させた衝撃作も収録!

引用 終わり

だいたいの目次
opening 明日の夜は千の眼を持つ
所信表明
漫策一 「下学上達の章」
漫策二 「精進潔斎の章」
漫策三 「千辛万苦の章」
漫策四 「画竜点睛の章」
初出
あとがき

感想
 一休さんを、20世紀のたくさんの漫画家と21世紀のたくさんの漫画家の特徴と画風のパロディをした作品がすごい。著者が、あまりにたくさんの漫画家を上手くパロディとした作品を作っているので、驚いた。上野顕太朗氏の模写の器用さは、すごいと思う。
 また、天才バカボンを、ハリウッド映画の登場人物で表現した話が、すごく面白かった。
 さらに、著者自身の感涙作『さよならもいわずに』を、自分で笑いのネタにしているので、ギャグへの徹底した態度がすごいと思った。
 あと、私はよく分からなかったが、著者によるギャグ漫画の様々な実験作品が多数掲載されていて、勉強になった。