悪魔のやから [DVD] ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー氏(監督) 見た

概要
商品の説明
内容紹介
ダニエル・シュミットが選ぶ最もファスビンダーらしい映画の一つ
独善的な夢想家の詩人ヴァルター・クランツが辿る陶酔に満ちた人生
グロテスクな喧騒の中に静謐なる彼岸を予感させる、孤高の人生喜劇

かつて左翼詩人として売り出したヴァルター・クランツは、スランプで執筆不能に陥っていた。出版社からは愛想を尽かされ、愛人たちに金をせびってはその日暮らしを続ける彼は、ある日突然美しい詩を思い付く。だがそれは19世紀末の詩シュテファン・ゲオルゲの作とそっくり同じものだった。それを知ったヴァルターは、自分をゲオルゲの生まれ変わりだと確信する。夢想家の夫にあきれる妻をよそ目に、ヴァルターは彼を熱狂的に崇拝する女性アンドレーを自宅に住まわせ、偉大な詩人気取りで詩の朗読サークルを始める始末だった。だが彼の破天荒な人生は次第に破綻を露わにし始め、周囲の者たちは離れてゆき、やがて狂想的なクライマックスへとなだれ込んでゆく。
ファスビンダーによれば、『悪魔のやから』は『ベルリン・アレクサンダー広場』のエピローグと並んでもっともファスビンダーの特徴を示した作品だという。サドマゾヒズムとセンチメント、快活さと絶望、自尊心と自己憐憫、独創性と模倣といった相対立する要素が急激に交替する作風は、まさに彼の複雑な世界観を示す真骨頂だといって差し支えない。しかも知らずに他人とまったく同じ文章を書いていたというエピソードは、まさにファスビンダー自身に起こった出来事に基づいている。こうした自伝的要素を巧みに取り入れつつ、この映画は支配と隷属の相互依存関係というファスビンダーおなじみのテーマを展開させる。とはいえ本作では『不安は魂を食いつくす』や『ペトラ・ファン・カントの苦い涙』等に見られた真摯さは後退し、過剰なまでのスラップスティック的描写が支配的である。ここに後期ファスビンダーの超越的世界の前兆を見て取ることができる。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ベルリン・アレクサンダー広場』と並んでファスビンダーの特徴が表れた喜劇。スランプに陥った詩人、ヴァルター・クランツ。ある日、自分が19世紀末の詩人、シュテファン・ゲオルゲの生まれ変わりだと信じ込んだ彼の陶酔に満ちた人生を描く。
内容(「Oricon」データベースより)
かつて左翼詩人として売り出したヴァルター・クランツはスランプで執筆不能に陥っていたが、ある日突然美しい詩を思いつく。だがそれは、詩人シュテファン・ゲオルゲのものとそっくり同じだったため、自分をゲオルゲの生まれ変わりだと確信したヴァルターの人生は次第に破天荒なものへと変わってゆく─。
引用http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E3%82%84%E3%81%8B%E3%82%89-DVD-%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%97/dp/product-description/B005ADK2DM/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=561958&s=dvd

感想
主人公の弟の、蠅を集めているエルンスト氏の奇妙な行動が面白かった。