ペトラ・フォン・カントの苦い涙  ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー氏 (監督, 脚本)  見た

概要
内容紹介
女の自立を謳うデザイナー、ペトラの嵌り込んだ愛と隷属の罠
アパートの一室で展開する女たちの闘争劇を華麗に、陰鬱に描く
ファスビンダーによる最も真摯な人間ドラマの傑作

ペトラ・フォン・カントはファッションデザイナーのキャリアを築いている。2度の結婚に失敗した彼女は、物言わぬ助手マレーネを奴隷のように使用しながらアトリエ兼アパートに一人で生活していた。ある日訪れた友人が若い女性カーリンを彼女に引き合わせる。ペトラは即座にカーリンに魅了され、やがて彼女をモデルとして売り出しつつ同棲生活を始める。だがカーリンには夫がいて、ペトラを利用し尽くすと夫の元に帰ってゆく。恋人に去られて自暴自棄になったペトラは、その憤激を自分の母や娘にぶつけるのだった。
ダグラス・サーク監督のハリウッドメロドラマ映画に感銘を受けたファスビンダーは、アンチテアターの素人的集団創作から距離を取り、幅広い大衆に向けた作品作りを志向するようになる。その最初の結実と呼べるのが戯曲『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』である。それまでの断片化やパロディ・ナンセンスの手法から遠ざかり、1人のヒロインをめぐる正攻法で密度の高いドラマを結晶させた。その後映画『四季を売る男』で新境地を開拓したファスビンダーは、次作としてペトラをめぐる受難と苦悩の物語の映画化を手がけることになる。場面は主人公のアパートの一室に限定され、演劇的な要素を効果的に取り入れて俳優たちの緻密な演技アンサンブルを実現した。しかしそこには紛れもなく力強い映画的作品が誕生した。物語はファスビンダー自身のプライヴェートな関係を下敷きにしていると言われ、しかも彼としては初めて同性愛を中心に扱った作品となったが、完成された映画はそうしたスキャンダラスな要素に拘わらず普遍的な愛と支配の関係性を鋭く分析するものとなった。ファスビンダー映画の中でとりわけ完成度の高い一作である。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督が、マーギット・カーステンセン主演で自作の舞台劇を映画化した人間ドラマの傑作。女の自立を謳うデザイナーを中心に、アパートの一室で展開する女たちの闘争劇を華麗かつ陰鬱に描き出していく。
内容(「Oricon」データベースより)
ファッションデザイナーのキャリアを築いているペトラ・フォン・カントは、2度の結婚に失敗し、物言わぬ助手のマレーネを奴隷のように扱いながら生活していた。ある日、友人が引き合わせてくれた若い女性カーリンに魅了されたペトラは、彼女をモデルとして売り出しつつ同棲生活を始めるのだが…。
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感想
ぺトラ氏は自分勝手すぎる。
ぺトラ氏が、カーリーン氏の悪口を言いながら、カーリーン氏からの電話を待つところが、趣深い。
最後、なんでマーレーン氏は出て行ったのか?