今を生きるための現代詩 渡邊 十絲子氏 著 読んだ

概要
目次
現代詩はこわくない
教科書のなかの詩 谷川俊太郎のことば
わからなさの価値 黒田喜夫入沢康夫のことば
日本語の詩の可能性 安東次男のことば
たちあらわれる異郷 川田絢音のことば
生を読みかえる 井坂洋子のことば
現代詩はおもしろい
あとがき

感想
著者の紹介している作者を、読みたいと思った。

詩の定義(本書の 「現代詩はおもしろい」 参照)
・あらすじを言うことのできないもの。
・伝達のためのことばではないもの
・世界の手ざわり
・ことばの美的な運用
・高次元の知覚や思考の「予告編」のようなもの
・詩の役割は、理解しようとしてどうしても理解しきれない余白、説明しようとしてどうしても説明しきれない余白の存在を認め、いまの自分がまだ気づくことのできない美しい法則が、世界のどこかにかくされてあることを意識するようになること