田能久 まとめ

概要 
あらすじ

田能久(たのうきゅう
 田能村の久兵衛は芝居好きが高じて自分で
演じるようになり、田能久一座として人気が
出た。巡業先で母が倒れたとの知らせを受け、
身の回り品と自分のカツラだけを持って一人
戻ることになった。
 夜の山越えで、ひどい雨にたまらず、丸太
小屋に転がり込んだ。
 転寝をして気が付くと白髪の爺が現れて
「俺はこの山に住む蟒蛇だ、飲む前に名前を
聞いてやる」と、田能久が震えながら「たの
きゅ」と答えると「何だ、狸じゃ飲んでもし
ょうがねえ、じゃ化けて見せろ」隙を見てカ
ツラを被って坊主や女に化けるとすっかり気
を許しての世間話。「俺の苦手な物は煙草の
脂と柿の渋だがお前はなにが嫌いだ? なん
と金が嫌いか! 変わった奴だ」
 里の若い者がこの話を聞いて、早速蟒蛇退
治。瀕死の蟒蛇が田能久の家まで辿り着いて
「よくも喋ったな、これでも食らえ!」
 後に残したのは山のような千両箱。

引用 http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-25.html

感想
芝居好きの久兵衛氏が、大蛇と戦う話。
大蛇がうまく騙されて、金を払わされることが面白い。