錦の袈裟 まとめ

引用 http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-46.html

職人が六人で女郎買いに出掛けることにな
り、派手に振る舞って人気を集めようと、錦
の褌で相撲甚句を踊ることにした。用意した
錦の生地は五枚しかない。与太郎は自分で調
達することになり女房に相談すると、坊主の
錦の袈裟を借りてくれば、褌に加工してやる
と指示を受け、狐憑きのお祓いのためと偽っ
て錦の袈裟を借りてきた。褌を締めてみたが、
象牙の袈裟輪が前にぶら下がり邪魔になるが
取る訳にも行かず、そのまま遊びに出掛ける。
 廓の主が、揃いで錦の下帯を締めるとは、
きっと華族に違いない、中でも白い輪を付け
たのが殿様だろうと触れ込む。
 一夜明けて、仲間の誰も花魁に相手にされ
ず独り寝で過ごしたとぼやきながら、さっさ
と帰ろうと与太郎を探す。
与太郎は殿様と間違えられて大モテ。布団か
ら出ようにも、抱き付いて放してくれない。
「主ばかりは今朝(けさ)帰さない」
「袈裟(けさ)返さないとお寺で怒られる」

感想
与太郎氏が、花魁達から、殿様と間違えられて大モテする話。
錦の袈裟は、着れば大モテするので、素晴らしい服だと思った。