民暴の帝王 監督:和泉聖治氏 観た

概要
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暴力団対策法施行1年、警察の執拗な取り締まり強化で、ヤクザ達は、その〝シノギ〟の場を狭められ、解散・撤退を余儀なくされてきた。だが、その一方で、法の網を喰いちぎり、政・財界に暗躍し、「闇世界のドン」としてヤクザ世界に君臨する男がいた。その男とは地上げ、不正融資、政財界と結託した錬金術、あらゆる利権の影で、経済ヤクザとしての才能を充分に発揮しつつ、また戦後最大の暴力団抗争を収拾に導く力量を持ち、東日本に根拠を持つ大和会理事長・江田晋。この江田と西日本の組織・九頭龍組の理事長・灰原剛、その舎弟・別役直人の鮮烈な生き様を軸に、バブルで肥え太った日本経済の闇の部分で蠢くアンダーマネー、熾烈な暴力抗争の裏側を鋭く抉り、マスコミには報道されない隠された部分を露わにし、〝民事介入暴力〟の本当の姿を描く。原作は、ノンフィクション作家・溝口敦の『民暴の帝王・蠍』(光文社・刊)。
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感想
別役直人氏(渡瀬恒彦氏)の自分が不利になるのを分かっていながら大組織に反抗する様子が、印象に残った。特に最後の場面がカッコ良い。