引用 終わり
感想
ぶっかけ魔の久保氏が、謎の敵・クラウドに対して、精子を使って闘う話。
最後、久保氏達が、自分達の生存を予定しない特攻を、クラウド達にするところが、私の意識を興奮させた。
本作は、敵であるクラウド達、主人公である久保氏、遊佐氏、owl氏達の、命が軽い。
なぜなら、両者とも、現実世界でないあの世の人々達によって操作されているという設定があるから。
(本作のあの世の設定は、現実世界を上回る超資本主義で、現実世界の続きの世界であり、そのため現実世界であの世の存在を知っている者は、現実世界で金を集め、あの世に備えるという設定になっている。他にも、いろいろ設定があるようだが、良く理解出来なかった。)
クラウド氏達は、生殖能力がなく一代だけの存在という生物的に弱い存在であり、主人公の久保氏達は、社会不適合者でレイプ魔（あの世からの使者による人間を使ったクラウド製造を拒むため）という設定。
オカルトの世界観だから、慣れるのに時間がかかったが、慣れたら面白かった。
久保氏と遊佐氏、B4Mの人々、owl氏の友情、久保氏と沢田氏の恋愛の表現が良かった。
クラウドの弱点が、精子をぶつけられたら死ぬことであり、その弱点を狙って久保氏が精子を拳銃のように発砲するところが面白かった。しかし、最後の特攻の場面では、それがカッコ良く思えるから、すごいと思った。
