商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
黄昏とともに羽ばたく梟にたとえられた哲学を“歴史的現実の学”たらしめた田辺元。されど“種の論理”をもって現人神と東亜共栄を根拠づけ、爾後に懴悔した悲劇の哲学者。
内容(「MARC」データベースより)
黄昏とともに羽ばたく梟にたとえられた哲学を「歴史的現実の学」たらしめた田辺元。されど「種の論理」をもって現人神と東亜共栄を根拠づけ、爾後に懺悔した。著書「歴史的現実」と「種の論理の弁証法」を一巻本にまとめる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
黒田/寛一
1927年、埼玉県秩父町に生れる。東京府北多摩郡府中尋常小学校卒。1949年、東京高等学校理科乙類中退。著書『ヘーゲルとマルクス』(現代思潮社)、『社会の弁証法』(こぶし書房)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
引用 終わり
感想
で、本書を知って読んだ。
田辺元氏の歴史的現実の講義が、ww2の日本人に影響を与え、死ぬことを恐れないようにしたということがすごい。
田辺元氏がハイデガー氏の弟子であり、ハイデガー氏がナチスの擁護をしていたことから、田辺氏も影響を受けたということがわかった。※
※しかし、戦後、田辺氏は、”種の論理”という論文で、自分の過去の論文の影響により、戦争でたくさんの人が死んだことについて懺悔している。
田辺氏による人々への死を恐れなくさせる論文の、洗脳効果がすごいと思った。