ひとりぼっちの青春 シドニー・ポラック氏 (監督) 見た


概要
引用ひとりぼっちの青春 | 映画-Movie Walker

1932年、アメリカ不況時代のハリウッドは失業者の群れでいっぱいだった。その中の1人、ロバート(マイケル・サラザン)はある通りのマラソン・ダンス場に流れこむ。マラソン・ダンスとは1時間50分踊って、10分休憩し、昼夜ぶっ通しで踊り続け、最後に残った者に賞金が与えられるものであった。プロモーターはロッキー(ギグ・ヤング)で参加者を募っていた。参加者は船乗り(レッド・バトンズ)やアリス(スザンナ・ヨーク)、身重な女ルビー(ボニー・ベデリア)、グロリア(ジェーン・フォンダ)たちであった。グロリアは連れが病気で困っていたが、ロッキーがロバートと組ませて、ダンスは始められた。グロリアとロバートは踊り続けるうちに次第に心安くなっていた。ダンスは数日間続けられ、脱落者も増えていったが、興奮は高まっていった。見物人を楽しませるための「ダービーレース」が取り入れられた。それは4組のダンサー達の耐久力比べで、最後の1組が勝ち残るレースであった。ロバートとグロリアも参加したが、やがてロバートは足の筋がつって踊れなくなった。グロリアは、今までの苦労が水の泡になると言って彼を引きずって踊った。ロバートはヘトヘトになり、彼女から離れ、アリスと休んだ。グロリアは怒っていた。やがて「ダービーレース」でアリスと組んだ船乗りが心臓発作で倒れると、アリスは驚き、ヒステリーを起こした。ロバートとグロリアは和解して再び組んだ。ロッキーは2人に余興に花嫁花婿になれと勧め、余分の報酬を与えるといった。しかし2人はかつがれている事を知った。式の費用は2人持ちだったのだ。優勝しても一文にならない。グロリアは怒って出ていった。ロバートは後を追った。疲労困憊し、落胆のドン底に沈んだグロリアは彼に助けを求めた。同情した彼は彼女の望みを受け入れ、彼女の頭を拳銃で射ち抜いた。近づいた警官に、彼は子供の頃の記憶を思い出してこう言った。「廃馬は射ち殺すんでしょう?」(20世紀フォックス配給*2時間)

引用 終わり

感想
20159月号映画秘宝柳下毅一郎氏が小説「彼等は廃馬を撃つ」を紹介していたので、その映画版を見た。金のため、死ぬまでやるレースが、残酷だった。